2008年01月14日

怖そうな人

仕事の面接を受けた。

思っていることは全て伝えた。

だけど、向こうの人達の反応はそんなに良くなかった…。

帰宅するための電車に、落ち込んだ気持ちのまま乗っていると、

正面のドア側にいかにもやばい仕事をしていそうな、

強面の中年の男性が立っていた。

とても強そうなその風貌に、

この人の半分くらいでも、僕に迫力があればなーと思った。

その男性はケータイ電話の画面を見ながら、時折眉をしかめていた。

株の情報でも見ているのだろうか?

僕は自分がこの男性になって、

さっきの面接官たちに、脅迫まがいに自分の考えを通す所をイメージした。

楽しいかもなー。

やがて三つめの駅に着いた時、

その男性は電車を降りようとした。

しかしたまたまその時、その男性が手にしていた携帯電話の画面が見えてしまい、

僕は少し驚いた。

実はその男性は、

株の情報などではなく、

みつおの詩集を眺めていたのだ。

どれほど怖そうに見えても、中身は僕と同じ人間ってことかな?

なんて、悟ったような気になって。

えらくなったような気になって。

少し大人になった僕。

ちなみに、そこに書かれてあった言葉。

「他人のものさし、自分のものさし、それぞれ寸法が違うんだな」




posted by kodds at 02:49| Comment(1) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月13日

希望を伝える

机の窓側に置いてあった小さな植木鉢から、

今朝、小さな芽が一つ顔を出していた。

カーテン越しのやわらかい光の中で、その芽は小さな自己主張をしていた。

いつか友達から貰った、もう名前さえ忘れてしまったその花の種は、

いつもの水やりの成果もあって、少しずつ成長していたのだ。

何かの本で、植物は話かけてやると成長が早いというのを思いだした。

履歴書を書く手を休め、さっそく僕はこの誕生したばかりの小さな命にたいして、

言葉をかけてあげることにした。

しかし、何を喋ればいいものか…。とりあえず、話かけてみよう。

「どうも…。初めまして…。何はともあれ、誕生おめでとう…。

 何を喋れば…。そうだ…。生きるということはとても大変なことなんだよ。

 生まれたばかりのキミには酷かもしれないけど、これは事実なんだ…。

 孤独な時もあるだろうし、いくつもの乗り越えられない壁もあるだろうね…。

 わかりあいたいのにすれ違ったり、なぜか傷つけあってしまったり、

 裏切られたり、だまされたり、消えてしまいたくなる時もきっとあると思うよ…。

 …………………………………………。

 …だけどね、だけど、これだけは信じてほしいんだ…。

 …未来は希望に満ちている…。

 ………………………………………。

 本当だよ。

 未来は希望に満ちている。

 キミが信じるかぎり、あらゆる未来は希望でいっぱいなんだ。

 キミの信じる気持ちを邪魔することは誰にもできないんだよ。

 嫌なことは未来を信じて乗り越えよう。

 あらゆる未来は希望に満ちている。

 だから、希望に満ちたこの素晴らしい世界を

 一緒に生きていこう…」

ここまで言ったとき、僕の目には涙があふれた。

全て、僕が誰かに言ってもらいたかった言葉だったからだ。



 

 
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2008年01月12日

未来のおばあちゃん

夕方ごろに携帯電話を見ると、2件の留守番電話が入っていた。

最近に電話番号を変えたので、この番号を知っている人はあまりいないはずだが、

そこには知らない番号が表記されていた。

さっそく伝言を聞いてみると、

「おばあちゃんだけど、早くこっちに電話してきて!」

と、2件ともに入っていた。

僕のおばあちゃんはもう10年も前に胃がんで亡くなっている。

一体僕の番号を誰のものと間違っているのだろうか?

ちなみにこのようなメッセージが留守番電話に入っていたのは、

今回が初めてではなく、これで3回目だ。

僕は想像する。

このおばあちゃんは四国の片田舎に住んでいて、

一人でみかん園を営んでいる。

昔は孫が学校帰りに仕事を手伝ってくれたが、

その孫は事故で死んでしまい、今ではおばあちゃんはすっかりぼけてしまい、

孫が死んだことすら忘れてしまっている。

そのためおばあちゃんは、いつもの時間になると孫のかつての番号に

電話をしているというわけだ。(もちろんその番号は、今では僕の番号だが)

さらに僕は想像する。

僕は東京を捨てて、四国に向かう。

おばちゃんは僕を孫の名前で呼び、僕は孫としてみかん園を手伝いながら、

青い空と暖かい太陽の下でゆっくりと過ごす。

いつまでも、いつまでも…。

それはそれで悪くないなーなんて思いながら、

また煙草に火を点けたりして。



posted by kodds at 03:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月11日

なんでこんなに晴れてるんだ?

昼すぎに目をさまし、

カーテンを開けると外は青空だった。

しばらくじっと空を眺めていたが、

雲が少し場所を移動するだけで、

僕が欲しい何かはそこにはないようだったので、

僕はキッチンに行き、煙草に火をつけた。

煙草。

そういえば昨日、留守番電話に母からのメッセージが入っていた。

煙草はもうやめたの?あと、仕事の調子はどうなの?と。

夜に返事をしなきゃあな。

出版関係の仕事をバリバリにこなしていることになっている僕として…。

それにしても、

なんでこんなに晴れているんだ。

僕の気持ちを置き去りにしたまま。
posted by kodds at 03:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月09日

始まりもない 終わりもない

昨日買いわすれたジャンプを買うためコンビニまで向かう。

パジャマ姿と裸足に雪駄はこの季節ちと寒い。

商店街を力なく歩いていると、3人の小学生が笑いながら僕の横を走りぬけていった。

その子供たちのおこした風がまたいっそう僕に冬の寒さを感じさせた。

楽しそうな彼ら。

僕にだってそんな時はあったのだよ。

20社目の会社不採用の電話で昼ごろに目を覚ました。

それから用事などがあるわけでもない僕は、今こうしてジャンプを買いに向かっている。

小さくなっていく子供たちの背中が、昔の僕の友達の姿と重なった。

ヤマちゃん。ごっちん。ピロ。

ねえ、みんな調子はどうだい?

僕は今こんな感じで生きている。

コンビニが見えて来た。

ジャンプが売り切れてなければいいな。

楽しい内容だといいな。そして勇気をくれる物語があればもっといいな…。

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posted by kodds at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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